いよいよNFLの2023シーズンが始まりました。 今年はどんな感じでブログを書くかなぁと思案しています。 まずは楽しむことが大事なので、無理のないように行きたいと思います。
その楽しい楽しいNFLの世界へ、浅い知識を自負する私がいざなってみたいと思います。 2回に分けてご案内いたします。
おじさんとNFL
あらためて当ブログのNFL投稿について。 たぶん「日本で1,2を争うくらいNFLの知識が薄いおじさんが書いているNFLに関する記事」と自負しております。
というのは、他のアメフトに関するサイトやブログは情報量と詳細な解説にあふれた素晴らしいものです。 一方当方はというと、
- ムック本「NFL2023 カラー写真名鑑(毎年発行)」
- YouTubeのNFL公式によるハイライト
- NFLJAPAN.COMの記事
ほぼ以上を頼みに投稿をひねり出しております。 本やサイトの記事は読み飛ばしていることも多いので、アメフトの細かいルールや選手の動向や背景などろくすっぽ把握しておりません。
しかしながらそれでも楽しめているのが現状です。 アメフトはこんな浅い知識の私でも楽しめますし、毎年のNFLのハイライト鑑賞は楽しみでしょうがありません。
アメフトは敷居が高い
近年アメフトが少し身近になったのは、少年ジャンプで連載されていた「アイシールド21」だと思います。 今調べてみると、連載期間は2002年7月~2009年9月なので、もう20年も経つのですね。 うーん加齢を実感できますね。 意外と近年ではなかった。
ともあれ「アイシールド21」のおかげで少しだけ身近になったアメフトですが、それでも敷居が高いです。 あらためてその理由を自分なりに考えてみました。
ルールが分からない
ただでさえ細かいルールが多いアメフトですが、野球やサッカーに比べて視聴の機会が少ないので余計にわかりにくいですね。
「そんなことない、4回倒れるまでに10ヤード進めばいいんだ。 これだけ覚えていればいい。」てなこと先達の方々が言いますが、だまされてはいけません。 そこからアホほど細かいルールが待ち受けております。
ごめんなさい、ちょっと大げさでした。 それでも野球の振り逃げやインフィールドフライなみの細かいルールが多いスポーツだと思ってます。 そして安心してほしいのは、知らなくても楽しめます。
そしてさらに拍車をかけるのが次の理由です。
用語が難しすぎる
まるで呪文のような横文字が並びます。 あと野球やサッカーに比べて用語が「長い」です。 あと多い…。
ただですね。 言い慣れるとちょっと気持ち良い響きやテンポの言葉が多いです。
アンスポーツマン・ライク・コンダクト、イリーガルユース・オブ・ハンズ、ニュートラルゾーン・インフラクション、トゥー・メニー・メン・オン・ザ・フィールド、etc. これらは全部反則の名前ですが、なかなか良い響きの言葉だなと思うわけです。
選手が多い
選手、多すぎない?
人数的には各チーム11人でサッカーと同じなのですが、攻撃と防御で選手が違う分業制なので、ベンチにやたら人数がいます。 そして任意に交代できるので余計に混乱します。 同じポジションの選手が何人かいたり、攻撃や防御の方法によって出たり出なかったり。 なので時々、上で出てきたToo many men on the fieldの反則が起こるのですね。
今思ったのですが、昨今のLGBT思想の拡がりで、この反則の名称も変わるのでしょうか?
選手の見分けがつかない
ただでさえ多い選手の中からお気に入りの選手を探す手段…ほぼ背番号です。 ごっつい防具とヘルメットのせいで、体型と背番号くらいしか手がかりはありません。
しかし幸いなことに、フィールド上ではポジションで居場所がだいたいわかります。
チームが多い
NFLの場合AFC、NFC(野球で言うセパ両リーグですね)にそれぞれ16チーム、合計32チームで大所帯です。 覚えきれません。 今「全部言え」と言われても、たぶん言うことができません。
これでクイズ作ったら面白いかも。
試合時間が長い
1クォーター15分 × 4クォーター = 60分 で終わるはずなのですが、実際の試合時間の平均は3時間超え。 なかなかこの時間をまとめて取れるのは難しいです(観ている人はごめんなさい)。
毎週15,6試合ほどありますので、まともに全試合見るのは難しいです。 野球のように攻守制なので、試合の展開がスピーディーとは言い難い。
休日にテレビの前で、のんびりとビールとつまみでグダグダ応援するシーンが映画やドラマなどでありますが、少しうらやましくもあり。
正直見どころ以外のシーンは意外と地味だと思うのです。
数字が多い
アメリカらしく(?)、統計的数字が多いスポーツだと思います。 ポジションが多いので、ランキングもたくさんあります。 なので、正直実感しにくいです。
あとヤードとかインチとか、単位が違うのも。 幸い頻出のヤードは、1ヤード≒0.9メートルなのでわかりやすいです。
以上のように「他のスポーツにくらべて敷居が高いところがある」と感じています。 しかしながら観続けていると間違いなく楽しい。 アメフトに親しむ良い方法はないでしょうか。
親しむためのおすすめの方法
アメフトは圧倒的に情報量の多いスポーツだと思います。 興味を持って「気になる」と思ったスタート地点から、はるか彼方にまで広大な情報が広がっています。 なるべく早く時間をかけずに入門する方法を、自分の体験から紹介させてください。
NFLのハイライトを観る
まずはYouTubeにあるNFL公式のゲームハイライト(Game Highlights)を観ましょう。 ハイライトは週ごとに再生リストにまとめられていますので(時々漏れてますが)、週ごとに追っかけるのに便利です。 そしてハイライトは次の点でオススメです。
- 10~15分に1試合が凝縮され、見どころだけが集まっている。
- 英語の勉強にもなる(と思う)。
長いゲームの「良いところ」だけが凝縮されています。 そしてハイライトの編集がとても良いので、肝心なシーンはリプレイも収録されています。 選手の能力を実感できるシーンでもあります。
さらに英語の勉強にもなります。 アナウンサーの比較的聞き取りやすい音声で、知らず知らずに頻出単語を覚えているでしょう。 それが反則名ならルールもついでに覚えられます。 意外と簡単な表現にも出会うでしょう。 「キックが入りました」が「He is good.」とか「The kick is (ここでためて) good.」とか。
選手の名前は難しいのですが、前出のムック本などで補完オススメです。 というかほぼそのためだけに購入しております。
まずはハイライトを多く見て、アメフト最高峰のNFLのスーパープレイをたくさん観るのが最初の一歩にオススメです。
好きなチーム、好きな選手を見つける
ハイライトをたくさん見るうちに、好きなチームを見つけることができれば幸いです。 理由は何でもいいんです。 名前がいい、色がいい、ロゴがかっこいい、ギャラルホルンがかっこいい(これは特定のチームですが)etc.
さらに好きな選手が見つかればより良いです。 やはりお気に入りの選手が活躍するのは嬉しいですからね。 好きとまでは言えなくても、知っている選手が少しづつ増えていけば親近感が湧きます。
攻撃(オフェンス)の選手のうち、QB(クォーターバック)、WR(ワイドレシーバー)、RB(ランニングバック)の選手から記憶に残る選手を増やしていくのがオススメです。 やはりハイライトに映る機会が多いし、プレイがわかりやすいです。
攻撃に注目する
前述のように攻撃の選手で、わかりやすい活躍をする選手に注目しましょう。 そしてその攻撃方法にも注目しましょう。
攻撃は基本的に「パス」か「ラン」です。 組み合わせたりフェイクが入るときもありますが、究極は投げるか走るかです。 どちらでも好きなプレイに注目しましょう。
私はランプレイが好きなので、各チームのボールを持って走るRBの選手が生み出す攻撃のバリエーションと身体能力に惚れ惚れしながら観ております。
スーパープレイを楽しんでほしい
以上、YouTubeのNFL公式のハイライトを中心に、NFL入門する方法をあげてみました。 防御(ディフェンス)の選手には申し訳ない、どうしても映るシーンが多いのと観ててわかりやすい攻撃側からの入門となります。
しかしながらお気に入りのチーム、オフェンスの選手ができたとして、その選手が前進に苦しんでいる様子、パスを思うようにキャッチできない状態になったとき、ディフェンスの選手の素晴らしさも実感できると思うのです。 そこでまた、アメフトの魅力が一段と深まる機会が訪れる、2度美味しいシステムです。
ぜひぜひNFLのハイライトを観て、アメフトの面白さを楽しんでみていただきたいと思います。
最期にハデで盛り上がるプレイを一つ紹介します。 シーズン中に何回か観れるので、今年も多分観られるでしょう。
(↑をクリックでYouTubeの動画が開きます)
2022年シーズンの最終週のPatriots vs. Billsのキックオフ・リターン・タッチダウンです。 ボールをキャッチした選手が、フィールドのほぼ全部を駆け抜けてタッチダウン。 さらにこれは最初のプレイ、かつBillsのホームのゲームですので、盛り上がること必至です。
以上、「浅薄NFLファンが「NFL入門」を書いてみる その1」でした。 その2ではもう少しだけ入り込みます。