「おしゃべり大好き。47」を観に行きました

吉本興業所属の漫才コンビ「矢野・兵動」の兵動大樹さんが1人で喋りまくるステージ、「おしゃべり大好き。」が今年も名古屋にやってきました。 今回は第47弾、長寿なイベントですね。 去年初めて観て、笑い死ぬんじゃないかと思うくらい笑いました。 今年もぜひ!ということで、チケットが販売されるやいなや購入、11/2(日)の公演を観に行きました。

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公演の概要

トークの達人こと「すべらない話」で複数回のMVSを獲得した兵動大樹さんが2時間超ノンストップで喋り続ける公演、それが「おしゃべり大好き。」です。 この公演は1年ごと全国ツアーでやっているのですが、1年間に起こったエピソードを面白おかしくまとめしゃべり、上質の笑いで語りあげてくれます。

特徴としては「やさしい笑い」。 自身の体験をベースにした自虐的な視点が多いのですが、これが「誰も傷つかない」「どぎつい下ネタもない」「どこか愛らしいユーモラスな登場人物」なので老若男女、すべての人が楽しめる内容になっています。

舞台上には黒幕がかけられたベンチがひとつあるのみ(その影にお水も置いてますが)。 ほとんど立ったままでの2時間超のステージです。 もう、本当に「休みなし」なので、初めて観た去年はビビりました。

そんなイベントが今年も全国ツアーで始まりました。 これは行くしかない!

名古屋は「御園座2Days」でした

名古屋の公演は「御園座」、11/2(日)と11/3(祝)の2日連続公演でした。 これは去年のステージで「来年は御園座ツーデイズでやりますかね」と兵動さんが言ったのを観客が大拍手を送ったからでしょうか。 今年の公演案内が出たときは「ホンマに2日間やるのか!」と笑った次第です。

チケットの販売がはじまるやいなや早速購入。 去年は上手側の最前列の席だったのですが、意外と最前列は上を見上げる形になるので見にくかったです。 今回はゆっくりと観ることができる後ろの方の通路側の席になりました。

御園座 立派な建物ですねぇ

地下鉄「伏見駅」で降りて御園座に向かいます。 御園座への最寄り出口は6番なのですが、工事中なので5番から出ます。 去年も工事してたよな…そんで方向間違えたよな… と思ってたら今年も間違えて5番出口を出て違う方向に向かって歩いてしまいました。

ひさしぶりの御園座です。 というかこのイベントでしか来ることがない。 他のイベントでも見に来たいですね。

御園座は赤い

内装が朱色の御園座。 1年ぶりのエレベーターを登り会場に入ります。 物販コーナーには多くの人がいました。 私は物販にあまり興味がないのでスルー。 御園座のショップはいかにも「観劇場」的な、なつかしい感じがしますね。

本日の席はこちら。 緞帳には名古屋城を中心に干支がぐるりと囲むなんとも言えない味だなぁと思います。 御園座のシートには自分で調整できる座布団+背もたれパッドになるクッションがついてくるのですが、正直それを使ってもあまり座り心地が良いとは言えないなぁと思います。 昔の映画館のシートを彷彿させる座り心地。 2時間超だとおしりが痛いです。

公演の感想

今回の公演は2時間44分の超大作でした。 兵動さん自身が「もうちょっとで『国宝』を抜くことが出来たのに」と笑いを取ってました。

これだけ長いと途中~終了間際にトイレに行く人が多くなりますね。 トイレサバイバル(笑) 映画と違ってトークショーですので気楽にいけるところが救いです。

まずは「おしゃだい」と言えばのこの人、藤田兄さんによる前説が始まりました。 私は前説と言うより「オープニングアクト」と言いたい。 さっそく藤田兄さんらしい笑いを取ってつかみはオッケーです。 

どうでもいいけど藤田兄さんのおしゃべりを文字で表すの難しいな。 「ひょう゛や~ん゛」こんな感じでしょうか。

暗転から一点、ライトオンとともに兵動大樹さんが登場して公演が始まりました。 まずは「55歳になってガンコになった」「昔思っていた理想の55歳と現実が全然違う」という話からスタート。

お話のスタイルとしては、1つのエピソードの中で緩急をつけ、最後に大きな笑いで落とす、それを繋いでいくスタイルです。 笑いっぱなしで今年も間違いなしの面白さ。 しかしながら去年の「死にそうになるほど笑った」体験からは少し物足りない感じがしました。 これは慣れたことによって、ハードルが上がったかなと思いました。

しかしながらそれは杞憂でした。

エピソードが重なるごとにヒート・アップする笑い。 最初は押さえてた方なんやと思いました。 2時間を超えた頃から「まだやるのか」と「いつまででもやってほしい」という矛盾した気持ちになりました。 そして今までもうっすらと見えていた各エピソードのつながりに気づきながら大団円に向かっていく様子がうかがえました。

そして最後、おとなになった娘さんとのエピソードで伏線回収しての大団円の大オチでフィニッシュ。 割れんばかりの拍手でトーク終了となりました。 2時間44分、途中水分補給を挟みながら、ほとんどのお客さんに席を立たせない素晴らしい話芸のご披露でした。

緩急交えながら笑いを絶やさず、独立した各エピソードの伏線を、後に回収・収束させまとめ上げる構成の技量の妙を味わえました。 内容が優しいんですよね。 ご自身と同じ芸人仲間以外の登場人物は誰も腐さず貶めず、傷つけない内容となってます。 明らかな下ネタがないのも万人受けするところなのでしょう。 その制約の中でまとめ上げているのは大変な努力と才能なのでしょうね。

最後に

イベント恒例の全員撮影のタイム。 上のXのポストを御覧ください。 前回は最前列だったので自分が映っているがわかりましたが、今回はムリでした。

会場を出ると物販コーナーに列が出来てます。 DVDを購入すると兵動さんご自身が手渡ししていただけるとのこと。 ちょっと心が揺れましたが今回は見送ることに。 次回はぜひに…。

興奮覚めやらずチルアウトのために御園座から家まで歩きました。 眠りにつくまで「ああ、今日は面白かったなぁ」と何度も思いました。 笑いは幸せになりますね。 この公演が続く限り自身の事情が許す限り、参加し続けたいと思います。

藤田兄さん、兵動さん、モッチさん
自席からはこれぐらいに見えました。 18列目。
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この記事を書いた人

50代おじさんのバッジーです。愛知県在住。てっぺんからハゲてきました。なので1mmボウズにしました。 サッパリしました。 そしてスキンヘッドにしました。 さらにスッキリしました。

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