行動開始、「夢二郷土美術館」へ
シャキッと目覚めてビシッとロビーに集合した一行。 2日目の行動開始です。 昨日の霧雨が時々降る天気と変わって本日はドピーカン。 夏の雲が見える抜けるような青空です。 …暑くなりそう。 暑かったです。
まず向かったのは車で走ること2分(笑、「夢二郷土美術館」です。
昨日訪問した「夢二生家記念館」は夢二の作風の礎になった少年期の様子がうかがえる展示でしたが、ここは夢二の作品が多数展示されています。
例えばこのような…
と紹介できないのが残念。 展示物の撮影はNGなのです。 詳しくはこちらを見てください。
しかし夢二の作品をたっぷり堪能できました。 夢二式美人といわれる画風の特徴がよくわかる収蔵作品のいろいろ。 私は鼻筋がすっと通った画風で現代的だなと思いました。 当時の洋装に変わる前の和装という、微妙な服装感の遷移が興味深かったです。
順路は途中、お庭を抜けます。 ホッとする緑。
順路は「ART CAFE 夢二」へと続きます。
小洒落たグッズが展示・販売されています。 併設のカフェもおしゃれな感じです。 ゆっくりできそうなスペースです。
外観はこんな感じ。 昨日今日とまわっている夢二関連の建物は「モダン」という言葉が似合うと思うのです。
文字のフォントがいい。 大正ロマンを感じさせます。
最後に竹林の木陰で、「モボ」「モガ」の我らは記念写真を撮り、次の目的地に向かいました。
「岡山城」へ
次の目的地は車で5分ほどの「岡山城」へ。 外からちらっと見れればいいかなと思っていたのですが、どうせなら建物だけでもしっかりと見てみたい。 というわけで県庁の駐車場に車を置いて向かいました。
豊かな水をたたえるお掘り。
そして天守にたどり着きました。 快晴の空を背景に、黒塗りの建物が映えます。 岡山城は別名「烏城(うじょう)」、不等辺五角形の天守台は他に例のない特徴です。
高所から望む岡山市内。 足元ではBMXフリースタイルの大会をやっていました。 快晴の天気、暑くて熱くて天守に入るのは遠慮しました。 また涼しい頃に…。 次の場所に向かいます。
「後楽園」へ
次は私のぜひにのリクエストで「後楽園」へ向かいます。 まずは後楽園の予備知識を。
後楽園は江戸時代の岡山藩主・池田綱政が家臣に命じて造らせた大名庭園で、1700年頃に完成したと言われています。 広い芝生と池、小山がありとても見通しのよい庭園です。 各所でいろいろな景色を楽しむことができる「回遊式庭園」となっています。 後楽園の名前は中国の古い言葉「先憂後楽(せんゆうこうらく)」に由来し、「人々の幸せのあとに楽しむ庭」という意味があります。 後楽園は「偕楽園(水戸市)」「兼六園(金沢市)」とともに日本三名園の一つです。
はい、いつものChatGPTさんのまとめをまとめました。 岡山城から車で5分弱で到着、今日行くところはここまでごちゃっと固まってて移動が楽です。
広い駐車場、観光バスがなかなか攻めた駐車をしていました。
連続投稿で失礼。 順路を巡るごとに視界に入る様子がつぎつぎに変わり、飽きません。 10月なのに晴天の空と芝生の青が相まって、初夏のようでした。 …汗だくです(笑)
「延養亭」。 藩主の居間です。
「唯心山」。 飛び石を踏んでわたります。 ツルッといくとボチャンと水の中に足を突っ込むことに。
「井田(せいでん)」。 昔は園内に田畑がたくさんあったそうですが、今はここだけ残っています。
敷地中央の大きな池は「沢の池」。 穏やかな水面に、雲が流れる様子が反射します。
エサをもとめて鯉ががっぷがっぷと集まっていました。
Fさんが撮った写真も載せます。 iPhoneのカメラ、きれいですね。
素晴らしく美しい庭園を堪能しました。 この日は日曜日でお客様もいっぱい。 5割くらいは外国の方だったでしょうか。 それにしても、暑い。 出発時には雨模様だったので帽子を持ってきていません。 おハゲの頭には日光がダイレクトに容赦なく…。 雨傘を指してみましたが、重くて結局持って歩くことに…。
とはいえこれで先月の「偕楽園」に続き、3大名園のうち2つを訪問することができました。 偕楽園とはまた趣が違って、素晴らしい景色を楽しめました。
解散、そしてもう1か所
さて後楽園をもちましてYさんFさんとはお別れです。 後楽園をあとにして岡山駅に向かい、まずはお昼ごはんをいただきます。 岡山駅内の「さんすて岡山」にはたくさんの飲食店が入っていますのでこれまた悩みどころです。 その中の「源ちゃん 岡山店」で私は「特選贅沢丼」をチョイス。
途中で出汁茶漬けにして味変も楽しめました。 岡山はグルメがリーズナブルな印象です。
食後は「さんすて岡山」の2階でコーヒーを飲んだり、YさんFさんはお土産の吟味したり時間を過ごしました。
「ひさしぶり」「なつかしいですね」と言葉を交わして再会を喜んで、あとから調べてみれば8ヶ月ぶりだったという時間の錯誤感もありましたが、こうやってそろって松山以外の場所に行くのは本当に久しぶりでした。 あっという間の1泊2日でしたが、とても楽しめました。 ありがとうございました。
名残は尽きませんが、レンタカーの返却時間までまだしばらく時間があります。 お二人と別れて私はもう1か所訪問します。
「吉備津神社」へ
私の旅にはできれば神社を訪れたいということで、岡山駅から30分ほどで「吉備津神社」へ向かいました。
吉備津神社はとても古い神社で、昔話「桃太郎」のモデルといわれる伝説の人物「吉備津彦命」を祀っています。 特徴は我が国唯一の様式「吉備津造り」の勇壮な社殿。 鳴釜神事という釜の音で吉凶を占う神事でも有名とのことです。
石段を登って登って…
「北随神門」を抜けてまた登って…
「本殿・拝殿」でしっかりとご挨拶しました。
本殿を正面から撮るのを忘れておりました。 暑くてだいぶバテバテです。 これは裏面から。 「比翼入母屋造」、全国唯一なので「吉備津造」とも称される建築様式です。 1425年再建…室町時代です。 再建が室町時代って…古い。
圧倒される美しい線をもつ本殿でした。
ここは「廻廊」も有名なのですがもう体力は残りわずか。 レンタカーの返却時間に間に合わせるべく吉備津神社をあとにしました。
旅の終わり
無事に返却時間前にレンタカーを返しました。 まだ帰りの新幹線の時間には余裕があります。 しばらくチルアウトタイムということで、イオンモール岡山の上の階でぼーっとしながら時間をつぶしながらタイミングを待ちます。 そう、最後の岡山ミッションが私には残されているっ。
かつて松山市から名古屋に向かうのにJRを使っていた頃、岡山駅での乗り換え時に「あなごめし弁当」を食すのが楽しみでありました。 そして「駅弁ではないあなごめしを食べてみたい」と思っておりました。 そしてここイオンモール岡山のレストランには、「あなごめし」を提供する「めじろや本店」さんがあるッ。
帰りの新幹線との兼ね合いでほどよい時間帯の頃、吸い寄せられるように着席して注文した「あなごめし特上」はこちら。
こちらも最後にお出しをかけて味変が楽しめる一品でした。
炭火でやかれた肉厚のあなご。 噛むと弾力のあとにパツンッとはじける食感がたまりません。 ムニュじゃなくてパツンッですよ。 煮穴子とは違って、歯ごたえも感じられる肉感です。 これはうまいいぃぃぃいいいぃぃいい! 完全に予想を超えたあなごめしを賞味しました。 出汁茶漬けにしても素晴らしい滋味で、最後の一切れを食べるのが名残惜しい一膳でした。
最後に…
さて以上で私の工程も終了。 岡山といえばの「きびだんご」をおみやげに買って帰ります。
夢二に関する施設、招き猫美術館ともに「一点集中これだけ」にしぼった展示ですが、目移りすることなくどっぷりとその世界につかることができる楽しみがありました。
後楽園は視界が次々と変わる回遊式庭園の楽しみを堪能できました。 岡山城、吉備津神社は岡山の代表的なスポットで(その暑さとともに)思い出になりそうです。
食事は全般的にリーズナブルでかつ美味しかったです。 まわるエリアを広げると、もっと多彩なグルメに出会えそうです。
なにより気心のしれた古いご友人YさんFさんと、楽しい時間を過ごせたのが良かったです。 また機会があれば、どこかにいきましょう!
以上、岡山の旅でした。
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